トンマナって何?
会社のワイヤーフレームで、
「トンマナはリニューアル後のページに合わせる。」
と書かれていた。
――――トンマナ??
もうIT業界は、カタカナ多くて嫌になっちゃいますねw
さてさて、「トンマナ」とは一体何なのか?
Web上によく書かれているのは、トーン&マナーの略。
日本語では「調子と様式」。
もともとは広告におけるデザインやコミュニケーションに、
一貫性を持たせるといった意味になります。
要するに、「全体の雰囲気を揃えましょう」という時につかいます。
▼ 例えばユニクロやアップルのデザインが人目で、
その会社のブランドだとわかるように。
私の経験ではよく2カラムのサイトを作成すると、
サイドバーのデザインを
他のコンテンツとは差別化したいっ!
といった意味で、違うデザインを制作するように要望をうけます。
小さなスペースでありながらも、
下層ページにある重要なコンテンツを見せたい!!
そんな時、他のボタンとは違うデザインの要望をうけます。
『会員登録』や『書類請求』など、
そのクライアント様によっても重要な部分があると思いますが、サイドバーのボタンのデザインが他と異なることはよくあると思います。
▼例えばこんな例
上記の参考例で、
上側のボタンのデザインが統一されているのに対し、
下側のボタンはそれぞれデザインが違います。
しかし、全体のデザインとしては、
キレイめで、女性向けといった具合に、
色も形も全く違うものですが、
サイト全体として雰囲気が統一されています。
このように制作すると、
ユーザーとしても、サイトが違和感なく視聴でき、
全体に目を通していただけます。
私は、一度面白間取りを本当に面白くつくってみたのですが、
これは全体の雰囲気に合っていないので、却下となりました。
(考えてみたら当然ですが・・・。)
ちなみに、こんな感じのものを制作しました・・・ふふっ
考えてみたら、当然なのですが、
制作当初は『面白間取』とのタイトルにとらわれすぎて、
全体のサイトの雰囲気を考えきれていませんでした。
上記のサイトは全体の雰囲気から、
10代~20代を中心とした女性向けであることがわかります。
クライアントのターゲット層、
そしてユーザーの立場にたって、
違和感のないサイト制作を心がけたいものです。